書籍

iPhoneのオモチャ箱 iPhone SDKプログラミング

そういえばこの春、本を執筆しました。iPhoneの開発本です。9人の共著の一人なので一部だけ。テーブルビューについてしつこく書いてます。僕以外の部分、主にターゲットがクリエータと言うこともあり、多方面の話題満載です。特に大宮さんのデザインの考え…

レボリューション・イン・ザ・バレー ―開発者が語るMacintosh誕生の舞台裏

アンディ・ハーツフェルド。マックの開発者の一人。彼が開発当時の出来事、いろんな同僚のエピソード、そしてスティーブ・ジョブスの横暴(笑)などを紹介している書籍。当時の写真もふんだんに掲載されているので、それだけ眺めていても楽しい一冊。QuickDr…

Cocoa Design Patterns (Developer's Library)

この本は名作。Cocoa開発者は必読。デザインパターンとは、先人たちの知恵を集めたものに対して使うのが普通だが、これはちょっと毛色が違う。Cocoaというライブラリがどういうデザインパターンに基づいて構築されているか、ということを説明した本である。…

いつまでもデブと思うなよ

オタクの王様、オタキングこと岡田斗司夫氏、1年間で50kgのダイエットに成功して全くの別人になっていました。これは、その激動の記録の一冊。テレビで激やせした岡田氏をみて、衝撃もさめやらないままアマゾンで予約、そして本が到着。新書なのであっとい…

素数の音楽

現代の数学者たちを描いた水滸伝、そんな冒険活劇...ではもちろんないんだけど、そのくらいのインパクトでした。数学者ってこんなにいろいろ考えて悩んで野心的で楽しんでて、そして魅力的なんだなーって思いました。素数とは、子供の頃に教わったあの素…

男たちへ

ローマを愛する作家、塩野七生さんのエッセイ。サブタイトルは、「フツウの男をフツウでない男にするための54章」。男としてはちょっとカチンと来るタイトル。でもその辺のマッチョな女性が語る男性否定論ではありません。女性を生かすためには男性はこうあ…

幕末新選組

新選組の小説は数多くあれど、「永倉新八」を主人公にした小説といえばほとんどない。池波正太郎の「幕末新選組」はそんな数少ない永倉新八の物語である。幕末に多くの志士を葬り去った新選組は、良くも悪くも華のある描かれ方をすることが多い。剛の男「近…

生きかた上手

聖路加国際病院の理事長をボランティアでつとめる日野原重明さんのエッセイ。90歳を超えてなおかつ医者として現役の人の言葉は、なかなかアグレッシブでおもしろいです。最初は老人の説教本かと思っていて、話題になったりテレビで紹介されているのをみて…

How to Build Dioramas

僕の中学、高校時代はコンピュータとプラモデルで明け暮れていました。そのプラモデルの青春を支えてくれた本がこの「How to Build Dioramas」です。模型雑誌であるHobby Japanの別冊として発売されていました。それまでは、なんとなく戦車の模型を作ってい…

Physics for Game Developers

これだ!こんな本を探していたんだー!要はゲームを作る人のための物理学入門書なんですね。ゲームを作る人なんて少ないでしょうけど、でも例えばFlashでものを気持ちよく動かすためには、ホントは必要なことなのです。で、前にFlashにちょっとはまったとき…

鬼平犯科帳

火付盗賊改方の長官・長谷川平蔵の活躍を描く江戸時代町人文化の時代小説。テレビでもお馴染み、吉右衛門の鬼の平蔵である。お上の狗となって働らく元盗賊達と平蔵の交流が何ともすがすがしく楽しい。最初にテレビから入り、その後小説を読んだので、登場人…

仕掛人・藤枝梅安

鬼平の正義、剣客商売の日常、そして仕掛人に描かれている裏の世界、これらが合わさって、池波正太郎の描く江戸の街が完成する。他の二作に比べ雰囲気は暗い。同じ裏の世界でも鬼平に描かれている盗賊の世界のすがすがしさがないのが面白い。10年ほど前に…

真田太平記

武田家滅亡から始まり、織田、豊臣、徳川の天下が急変する戦国時代を駆け抜けた真田家親子二代の物語。池波正太郎初期の長編小説。親と子、兄と弟の長きにわたるドラマ。家のために生きる兄、意地のために生きる弟。親を捨て家康に味方した兄と、せめて家康…

はじめてのC

コンピュータのプログラミング言語であるC言語の入門本。僕も高校時代にお世話になりました。しかし当時は今ほどコンピュータが一般的ではなく、C言語なんて知らない人が多かった(今でも一緒か?)。そんななか、この本を電車の中で読んでたら、内容を誤解…

Design By Numbers

MITメディア・ラボの助教授にして、メディア・アーティストである「ジョン前田」。彼がメディアとつきあってきた経験から学んだエッセンスをまとめ上げた本だ。紙で描くこと、コンピュータで描くこと、その本質的な違いを、簡単な例からはじめて少しずつ学ん…

田宮模型の仕事

いまや世界に誇る田宮模型、小さな町工場みたいな木製模型の会社から精巧なスケールを持つプラモデル、子供のあこがれのミニ四駆からラジコンまで、彼らの夢と情熱の奮戦記だ。現在において戦争というと悪の象徴となっているが、子供の頃には当たり前に感じ…

タミヤニュースの世界

タミヤの月刊小冊子、タミヤニュースを集めた本です。懐かしー。ガキの頃、わくわくしながら模型屋に走った記憶がよみがえります。わたくし模型少年でした。戦車小僧でした。 メーカー文春ネスコ 価格2200円

Flash ActionScript バイブル

Flashは5になって過去のそれなりのスクリプト環境とは決別したと言っていい。だからFlashの参考書も4までのものとは違うものでないといけない。この本は、Flash 5で必要とするプログラムの基本要素をわかりやすく説明している。とてもいい本だと思う。 メー…

数学入門

こんな名著があったのを、理系生活30数年、全然知りませんでした。数学って嫌いな人も多いと思うんだけど、これは読んでみた方がいいです。初版が1957年、生まれる前だぞー。数学の考え方で何が大事なのか?数学を勉強してきて、何を身につけなくちゃいけ…

コンピュータ音楽 - 歴史 テクノロジー アート -

1000ページ!12800円! MIDIの仕様の話から実際のソフトの使い方といった軽い話題から、音楽理論やコンピュータの処理の内容、はては音楽心理学まで、ともかく音楽とコンピュータを考える上で必要と思われることがすべて網羅されているとてつもない本。まだ…

剣客商売

池波正太郎の作品の中で一番好きなシリーズ。この小説の中の江戸の町が一番好きだなぁ。マンガやTVドラマでは描くことの出来ない微妙な味わいがとてもいい。鬼平ほどヒーローじゃない、でも梅安ほど裏の道ではない、人情とユーモアの物語。一読あれ。ちなみ…

一夢庵風流記

マンガ「花の慶次」の原作。隆慶一郎。文章でありながら、あのマンガよりもなんていうか、華やいで感じるくらい、とてもすがすがしい小説。 人名隆慶一郎 価格667円 発売元新潮社 ISBN4-10-117414-8商品を見る