男たちへ

ローマを愛する作家、塩野七生さんのエッセイ。サブタイトルは、「フツウの男をフツウでない男にするための54章」。男としてはちょっとカチンと来るタイトル。でもその辺のマッチョな女性が語る男性否定論ではありません。女性を生かすためには男性はこうあってくれ!という主張のような感じですね(笑)。

塩野さん、テレビでもたまに出ているのをお見かけしますが、語り口調がビシビシしていてとても気持ちいいです。この本でもそんな感じでいろんな話題を取り上げていきます。男の色気とか、好きな映画とか、イタリアでの生活とか、30代の男には興味無しとか(笑)。なんか、時間をかけて毎日ちょっとずつ読んでたせいか、本の終わり近くでは、あー楽しい呑み会でのおしゃべりが終わっちゃうー、そんな切なさも感じられました。

と思ったら続編「再び男たちへ」が出てる!(笑)買わないと。

発売元
文春文庫
ISBN
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