杉の舎
屋久島といえば世界遺産にも指定された屋久杉。「杉の舎」さんでは、この屋久杉を工芸品として仕上げています。空港近くの本店と、白谷雲水峡への途中にある「仙人村」店の二つ。後者は茶房とギャラリーが一緒になっていて、のんびりできます。
屋久杉の伐採は江戸の昔から続けられてきましたが、現在ではもちろん禁止されています。しかし、昔の人たちが切り倒した「土埋木」とよばれるものや、自然の力で倒されてしまった「風倒木」などが島にはまだまだ残っており、こうした屋久杉を運んで工芸品として活用しているそうです。
屋久杉の特徴は、密に詰まった年輪が作り上げる文様のおもしろさだと思います。伐採から取り残された杉は、杉本来の特徴である「まっすぐ」ではないものが多いのです。それゆえ伐採から免れたという因縁だったりもします。ともかく、一つ一つ違う顔を持っており、それをどう料理するかが楽しいというようなことをおっしゃってました。
