粳寅満次

江口寿史の傑作「すすめ!!パイレーツ」のキャラクタ。ヤクザの親分でありながら、目立ちたがり屋の性分からプロ野球選手となり、息子の満太郎と一緒にパイレーツの優勝を目指し...という話ではないですね(笑)。大好きだなー、このキャラ。わがままでマイペースで気弱でお茶目。

「すすめ!! パイレーツ」は、小学校の終わり頃、ちょうど自分でジャンプが買えるぐらいになった頃ですね。そのころにマンガの最高潮を迎えていて、だんだん江口寿史が崩れていってマンガも満身創痍で最終回に突き進んでいった頃でした。なんか笑いの裏の大変さを理解した最初の体験でしたね。

そんなこんなの終わり頃の時期に一番輝いていたのが、この「粳寅満次」だと思います。最近発売されている傑作集みたいな本の中で、江口寿史が「一番動かし易かったキャラ」にあげていました。納得です。まさに勝手に動き回っていた感じがします。

写真は「史上最大の生放送」の冒頭シーン。この回が僕の中でのパイレーツ最高傑作です(笑)。街の中華屋に行くたびに思い出して笑ってしまいます。