Peter Hoddie
100キーワード記念は僕のもっともリスペクトするプログラマ、Peter Hoddie。
最初に目にしたのはQuickTime 1.0の開発者用CD-ROM。そこにはQuickTimeのサンプルムービーが満載されていたんだけど、多くのムービーは開発に携わるQuickTimeチームのバカな映像だったのだ。そこに、ひときわ鼻の高いひょろっとした人物がよく出てきたが、それがQuickTimeチーフ・アーキテクトのPeter Hoddieだったのだ。
その後、WWDCという開発者の集まりで彼のセッションを聞くたびに、バカなムービーを見せられながらもオーラを感じずにはいられない存在に。極めつけは仕事でApple社へ行って同じ会議室でテクノロジーについて話したときだった。コンポーネントの考え方からその後のQuickTimeの将来についてレクチャーを受けて、もうすっかりまいってしまった。
その後のQuickTimeの進化に嫌気をさしてアップル社をやめ、いまはGeneral Mediaという会社で、あまり向いてもない社長業を営んでいる。残念ながらそんな彼には今は当時のぴりぴりしたオーラを感じることはない。たまに会う機会もあるので、早くプログラマに戻ってきてくれと伝えています。
がんばれ、Peter。
- 団体名
- General Media